
- 主に整形外科・形成外科の手術時に使用されるタニケット カフ(止血用カフ)は、術野上に巻く必要がないため、術前にアルコールなどで拭く程度で、カフ自体の滅菌まではあまり行われていませんでした。
しかし、この5~10年間でスポーツ整形外科の関節治療・手術現場(例えば、肘や小児の手術など術野の狭い部位の手術)において、清潔野を確保する意識が高まり、EOG(Ethylene Oxide Gas)滅菌をカフにも施すようになってきています。反面、EOGガス滅菌では発がん性物質を含むガスが放出され、加えて、エアーレーションなど滅菌処理時間が15時間以上必要となるため、各医療施設においては、EOGガス滅菌を行う品目を減らす動向にあります。
オートクレーブ(高温蒸気)滅菌は、有害なガスを放出せず、また、滅菌処理時間は30分程度で緊急時の手術にも対応できる優れた滅菌法といえます。現在、オートクレーブ滅菌が可能なタニケット カフを採用していただく施設が増加しつつあります。
タニケット カフ(オートクレーブ対応タイプ/標準(Fabric)タイプ)
主な特長
- 滅菌処理時に、人体に有毒なガスを放出しません。
- 滅菌処理時間が30分程度のため、緊急時の手術にも対応可能です。
- 帯とゴム嚢を分離せずに、一緒に滅菌ができます。
- 帯とゴム嚢を分離して、別々に洗浄・滅菌ができます。
- 豊富なカフサイズ(25サイズ)
- シングルおよびデュアル用に各々、新生児から成人下肢用(大)まで7種類、合計13種類
- オートクレーブ滅菌可能タニケット カフと同様、他に、従来品(Fabric)を12種類 - カフにチューブ(80cm)が直結しているため、延長チューブを滅菌する必要がありません。
- CPCクイックコネクタを有しているため、市場のほとんどのタニケットに接続できます。 ただし、一部の機種には変換アダプターチューブが必要となります。
- 充実したアクセサリー
- オートクレーブ滅菌可能な延長チューブ
- 洗浄、滅菌時にコネクタからチューブおよびゴム嚢内に水の浸入を防止する専用プラグ
- カフ装着による患者様の苦痛を和らげるフォームパッド
- 術時に薬品などによるカフの汚れを防止するカフカバー
- 交換、補充用の各サイズに対応した帯
使用範囲
●整形外科手術(上肢)
●整形外科手術(下肢)
●糖尿病性壊疽に対する外科治療
※糖尿病性閉塞性動脈硬化症患者への大腿動脈バイパス手術
※糖尿病患者の下肢動脈(末梢)をクランプによる止血で血管損傷を避けるために、滅菌されたカフにて止血する。(クランプで視野が狭くなることもない。)
●IVRA静脈内局所麻酔(Bier's Block)
(IVRA;Intravenous Regional Anesthesia)
鬱血した四肢(特に上肢)の静脈内に低濃度の局所麻酔薬を注入して1~2時間の無痛を得る。
製品ラインナップ
オートクレーブ滅菌対応タイプで、シングル7種類サイズ、ダブル6種類サイズと標準(Fabric)タイプで、シングルおよびダブルにて各6種類サイズ。あわせて合計25種類サイズのカフを標準ラインナップしています。


●さらに詳しく
品質管理について
・ ISO 13485: 2003 認証(ヨーロッパ、USA)
・ FDA Establishment Registration






