管理部門から営業、人事へ。
マルチキャリアを歩んできた成田が、
独自の視点で社員の
働きやすい環境づくりを語る。
INDEX
Interview
01社員の声が、
制度に変わった日。
思わずウルッときてしまいました。
海外赴任している元上司から「導入まで本当によく頑張ったね」というメッセージが届いた時のことです。2026年1月から導入された時間休暇制度。この制度を実現するために、何度みんなで話し合い、壁を乗り越えてきたことでしょうか。
きっかけは、2023年に開催した社内座談会。育児・介護·女性活躍というテーマで社員に話を聞いたところ、様々な本音が明らかになりました。「短時間で終わる子どもの学校行事に、有給休暇を使うのはもったいない」あるいは「家族を病院に連れていくために、数時間だけ休みを取れるようにしてほしい」など。一日や半日の単位ではなく、そんなごく短い時間での休暇取得を望む声が予想以上に多いことがわかったのです。
私自身もワーキングマザーとして時間のやりくりに苦労した経験があり、社員たちの意見は痛いほどわかります。だからこの声を制度にするために、さっそく資料を作って上司や役員にかけ合いました。しかし当初、会社の反応は慎重でした。「時聞単位の有給制度を導入すれば、仕事と生活の両立支援という本来の趣旨から外れた、安易な利用が広がるのでは?」と。経営側の立場からすればそれは自然な懸念だと思います。そこで私は他社の事例も調べ、多くの企業がこの制度を導入しているという客観的なデータも交えながら、根気強く制度の必要性を説明。社員の声と世の中の動きが後押しとなり、ついに正式に導入が決定したのてす。
導入から間もなく予想以上の取得申請があり、育児世代だけでなく多くの社員がこの制度を必要としていたのだと実感しました。世代やライフスタイルを問わず、一人ひとりの働き方の選択肢が広がっている今、そんな確かな達成感を感じています。

02多様なキャリアが、
私を強くした。
桜の季節になると、今でも胸の奥が少しだけ切なくなります。
「行かないで」と泣く一歳の我が子を保育園に預け、後ろ髪を引かれる思いで仕事に向かった日々。まだテレワークもなかった当時、出社後に子どもが熱を出してお迎えに行ったり、残業ができないことで周囲にどこか申し訳なさを感じたり...母としての自分と、プロフェッショナルでありたい自分との間で葛藤し、働く意味さえ見失いかけたこともあります。何より大変だったのは、二度の出産と復職のたびに訪れた環境変化てす。一度目の復職後は管理部から営業部へ、二度目の時は営業部から人事部へ。子育てに手がかかる時期に、前任の引き継ぎなど今までと違う業務をこなし、新しい仕事を覚えるのは時間との闘いでした。
その時に役立ったのが、前部署での経験です。例えば管理部門では、外為業務や送金手配などを行っていたため、営業部で新たに輸出を担当した際にも「どの手続きが不可欠で、どこを簡略化てきるのか」を的確に判断できました。限られた時間の中で本当に必要な業務を見極め、全力を注ぐこと。その工夫が仕事の効率化を促し、育児との両立につながったのです。
振り返ると、管理も営業も人事も、元々は自ら手を挙げて就いた仕事ではありません。けれど、専門性の異なる多様なキャリアを歩んできたからこそ、違った視点から物事を考えられる。すべてが今の私につながっているんだと思います。

03制度設計は、誰かの
人生設計を支えている。
声にならない意見に耳を澄ませよう。それが、私が働く上で大切にしているモットーです。
「もっとこうあってほしい」「ここが変われば、より仕事がしやすくなるのに」。働き方に対する悩みや要望があっても、なかなか口には出しにくい社員もいます。座談会のような場はもちろん、日々の何気ない雑談の中から、言いづらさを抱える人の意見を吸い上げ、組織全体が向き合うべき課題として共有していく。そうやって経営と現場をつなぐ橋渡し役を担うのも、人事部の重要な役割だと思います。
育児時短勤務の期間延長や、ストレスチェック、ハラスメント対応など、これまで数々の制度設計に私が尽力してきたのは、社員がー人で不安を抱えることなく幸せに働ける環境を形にしたかったからです。社会保険や育児介護、税金、退職金年金の制度や他社動向など、学ぶべきことはたくさんあります。でも「制度設計は誰かの人生設計を支えている」という誇りと貴任を持ち、この仕事を究めていきたいですね。
最後に、就活中の皆さんへ。すでに情熱を持ってやりたい何かが見つかっているなら、それは素晴らしいこと。でも、そうじゃない人も安心してください。置かれた環境の中で興味を持って何でも経験してみることで、新しい道はどんどん開かれていきます。CBCは色々な業務を通じてやりがいと成長を感じられる会社です。自分の仕事で誰かが喜んでくれる。それは、とっても幸せなことですよ!













